こんにちはアイリー(@irieblog)です
今日は最近読んだおすすめの本を紹介したいと思います
読んだ本はこちら
【元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法】
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目次
これからの投資の思考法の作者はウェルスナビのCEO
作者はウェルスナビのCEO(最高経営責任者)柴山和久さんです
ウェルスナビとは
ロボアドバイザーによる資産運用サービスのことで
色々なアルゴリズムを使って自動で資産運用をするというサービスです
そのCEOの柴山さんが書いた本ということで私も手に取りました
これからの投資の思考法を読んで感じた3つのこと
【なぜ日本には投資が根付かないのか?】投資の重要性を再認識
冒頭両親の話から始まります
アメリカ人の妻の両親と日本人の作者の両親
年齢や今までの仕事の経歴、年収等に大きな差はないのですが
資産が違いましたその差およそ10倍
なぜこんなにも違ったのか?
それは資産運用を行っているかどうかでした
今までの日本は終身雇用で定年まで働き退職すれば
年金をもらって老後を過ごしていました
アメリカは違います老後の蓄えは自分たちで作らなくてはいけません
では今の日本はどうでしょうか?
定年延長・増税・インフレ・終身雇用の崩壊・年金の支給時期延長
社会保険料の増加
昔のように日本という国が個人をまもっていくという制度はもう崩れかけています
だから投資をして個人で資産を形成・運用していかなければいけません
現に国はNISAやiDeCoなど投資をして資産を形成していく人を優遇する制度を作っています
ではなぜ日本には投資という文化が根付いていないのでしょうか?
よく聞く言葉『投資は危ないギャンブルだ』『投資はあやしい』『投資は失敗すると人生終了』
はじめは自分もそう思っていました
ただやってみると全然そんなことはなく、むしろ勉強すればするほど
もっと早く始めていればと思うようになりました
またこの本を読んでその気持ちがより一層強くなりました
ではこういったネガティブなワードは誰から聞きますか?
なぜか???
この本にはそのなぜ投資が日本に根付かないのかをわかりやすく書いていました
「日本の失われた20年」
・バブル後日本の株式に長期で投資していても資産は増えなかった
・バブルの前はお金を預けていれば高利率の利子が付きお金が増えていった
こういった背景から日本人は貯金が好きになり
反対に投資をする場合は長期でこつこつしても増えないので
短期でレバレッジをかけてどかんと儲けるという思想になりました
レバレッジをかければ失敗した時に大きく損をします
投資する→レバレッジかける→失敗する→借金→破産=人生終了・投資は危ない!
今の50代60代はこういった経験もあり投資に対してネガティブなイメージがついて
それをこどもたちに伝え、ますます
投資=悪 貯金=正義
という図式が生まれました
【長期・積立・分散】投資の大事さ
ではなぜ今投資をすすめるのか?
今の日本は貯金していてもお金は増えない
日本に投資していれば長期でも増えなかったけど世界に投資していれば?
現在の預金金利は0.01%
100万円貯金していて利子が100円です
日本では長期に投資してもお金は増えませんでした
ただ世界に目を向けると経済はまだまだ発展しています
これはアメリカのS&P500というアメリカの大手500社の株価の平均指数ですが
このように右肩上がりを続けています
他の国も同様に
イギリスロンドンの平均株価は1990年2000だったものが現在は7000と約3倍
韓国の平均株価は1998年600だったものが現在は2000と約3倍
インドは1998年3000だったものが現在は27000と約9倍
中国上海は1990年100だった平均株価が現在3000と約30倍
と経済成長は進んでいます
長期で見れば右肩上がりでも短期で見れば下がることももちろんあります
この下がった時にいっぱい買って上がった時に売ることが出来れば投資は成功です
ただいつ下がるとかいつ上がるとかいうのは私たちにはわかりません
だから毎月や毎日こつこつ【積立て】てそれを【長期】でおこなえば
必ず勝つことが出来るということです
これを知っていた作者の妻の両親は
毎月給料が出たら家のローンや生活費を抜いて残りを投資に回していました
その結果資産を大きく増やすことができたということです
さらに株だけでなく債権や不動産、金などに【分散】して投資することで
株価が○○ショックで暴落した時でも他が下がっていなければ
資産を大きく減らすリスクはなくなります
【人間の脳は投資に向いていない】ロボアドバイザーの重要性
Aさんは相場は気にせず毎月こつこつ10万円を積み立てました
Bさんは「1月はまだ高い下がってから買おう」と思い4月に底と判断したため5月から15万円ずつ積み立てを始めました
積み立てた金額は2人とも120万円です
さて12月時点でどちらが資産を大きくしたでしょうか?
(著書の記事を引用しています)
実際に本書を読んでいて自分もそりゃBさんだろと思いましたが結果は
Aさんの資産は154万円、Bさんの資産は149万円となり
早くからはじめていたAさんの方が多く資産を増やすことが出来ました
Aさんの場合買った直後はどんどん下がっています
誰でも損をするのは嫌なので早く売りたいと考えます
この思考が投資に向いていないということです
逆にどんどん値段が上がっているときは「やばい早く買わなきゃ」と追加で買ってしまい
どかんと値段が下がり損をしてしまいます
これが【人間の脳は投資に向いていない】ということです
今までの経験とこの本を読んで
長期でこつこつと積み立てするのが一番だなと確信しました
まとめ
人間の脳は投資に向いていない
だから投資は長期・積立・分散を心がけ
ロボアドバイザーやアルゴリズムを使って賢く負けない投資をしましょう
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最後までお読みいただきありがとうございました